【特 徴】:
◆ GIS(Geographical Infomation System:地理情報システム)の統合
GIS(地理情報システム)機能により、ラスタデータやベクタデータによる地図上でのグラフィカルな入力が可能な
上、地図情報からの排水区域界線などの要素や土地利用工種等の属性をインポートすることができます。
背景レイヤーとして地形モデル(TIN地形モデルやグリッド地形モデル)をインポートして排水系統と重ねて表現する
ことが可能です。
◆ 優れたデータベース機能
「マスターデータベース」により排水系統や降雨データなど全ての情報を一元管理しています。
これにより、排水系統データなどの変更履歴の管理とモデルの監査を分かりやすく行うことができるほか、
複数の技術者、複数のプロジェクトの同時進行をサポートしてくれます。
◆ モデル構築ツールの充実
HydoroWorks、MOUSE、SWIMMといった他の浸水解析ソフトウェアで作成した既存のモデルを直接インポートする
ことができるほか、CSVファイル、DWGファイル、SHPファイルといったデータをインポートすることでInfoWorksSDの
排水系統を構築する機能も備わっています。
また、データで欠損している部分を自動的に推測してデータをセットする機能や損失水頭係数を自動適用する機能
のほかに、工学的な基準値を基にした入力データのチェック機能も有しています。
◆ 浸水想定区域図の作成など、ダイナミックな結果表示機能
シミュレーションの結果はアニメーション表示機能により平面図、縦断図でダイナミックに表現されます。
このとき、浸水状況や水路内の水理状況、地形起伏状況をテーマを決めて表示設定することで、グラフィカルに
富んだシミュレーション結果の表現が可能となっています。
ビジュアル以外では、計算結果を表形式やグラフ、レポート形式といった各種表現方法で分かりやすく提示する
ことが可能です。
また、地形モデルを使用した3Dでの立体的に表示する機能や、デジタル地形データに浸水想定区域図を作成する
機能を有しています。
◆ 強力なシミュレーションエンジン
開渠、堰、ポンプ等の各種水理構造物や、ループ状態、分岐といった複雑な排水系統の状況を高速に計算できる
ほか、水路内の初期水深による貯留量の損失や、自然流下から圧力管へ状態が変化する状況にも柔軟に対応
した計算エンジンを搭載しています。
シミュレーションの計算速度が比較的高速となっています。
(参考:3000ノード合流式のモデルにおいて、1分タイムステップで24時間分のシミュレーションが1分強。
ただし、計算時間はネットワーク状況やお使いのコンピュータにより異なるのでご注意ください。)
リアルタイムコントロール機能により、堰や水門、ポンプ場といった水理構造物の複雑な稼動状況の再現も可能と
なっています。
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