製品情報 > 水道管の構造計算の主な機能〜

本プログラムは、 水道管路(硬質塩化ビニル管、ポリエチレン管、鋼管、ダクタイル鉄管)の構造計算を行い、報告書タイプの計算結果を出力します。

■参考文献■
『水道施設設計指針 2000 (社)日本水道協会』
『水道配水用ポリエチレン管・継手に関する調査報告書 平成10年9月 (社)日本水道協会』
『道路土工 カルバート工指針 平成11年3月 (社)日本道路協会』

        
        

硬質塩化ビニル管の計算

 

硬質塩化ビニル管の計算は、設計内圧、土被りによる荷重、自動車荷重を入力することにより、
管にかかる応力を算出し、許容値内となっているか照査します。

■管体仕様:管の諸元(呼び径、外径、管厚等)をデータベースより選択します。
■埋設条件:土圧の計算式を≪鉛直土圧式≫、≪マーストン(溝方)公式≫より選択し、
 各条件を設定します。また、計算に用いる土被りを複数選択することが可能です。
■荷重条件:荷重条件は「内圧」と「自動車荷重」の設定項目があります。
      「 内 圧 」 硬質塩化ビニル管に発生する内圧からの応力(最高許容応力・設計応力)を設定し、必要最小管厚を計算します。
      「自動車荷重」 自動車荷重を≪T荷重≫もしくは≪等分布荷重≫から選択し、設定することができます。
■計算条件:構造計算に用いる基礎支承角を選択し、各係数等を設定します。
      また、塩化ビニル管の管厚計算を行う・行わないの選択をすることができます。
 

ポリエチレン管の計算

 

ポリエチレン管の計算は、設計内圧、土被りによる荷重、自動車荷重を入力することにより、
管にかかる応力を算出し、許容値内となっているか照査します。

■管体仕様:管の諸元(呼び径、外径、管厚等)をデータベースより選択します。
■埋設条件:土圧の計算式を≪鉛直土圧式≫、≪マーストン(溝方)公式≫より選択し、
 各条件を設定します。また、計算に用いる土被りを複数選択することが可能です。
■荷重条件:荷重条件は「内圧」と「自動車荷重」の設定項目があります。
      「 内 圧 」 ポリエチレン管にかかる内圧(使用水圧・水撃圧)を設定することで発生応力を算出し、許容応力と照査します。
      「自動車荷重」 自動車荷重を≪T荷重≫もしくは≪等分布荷重≫から選択し、設定することができます。
■計算条件:構造計算に用いる基礎支承角を選択し、各係数等を設定します。
 

鋼管の計算

 

鋼管の計算は、設計内圧、土被りによる荷重、自動車荷重を入力することにより、管にかかる応力を算出し、許容値内となっているか照査します。

■管体仕様:管の諸元(呼び径、外径、管厚等)をデータベースより選択します。
■埋設条件:土圧の計算式を≪鉛直土圧式≫、≪マーストン(溝方)公式≫より選択し、
 各条件を設定します。また、計算に用いる土被りを複数選択することが可能です。
■荷重条件:荷重条件は「内圧」と「自動車荷重」の設定項目があります。
      「 内 圧 」 鋼管にかかる内圧を設定することで発生応力を算出、許容応力と照査します。
      「自動車荷重」 自動車荷重を≪T荷重≫もしくは≪等分布荷重≫から選択し、設定することができます。
■計算条件:構造計算に用いる基礎支承角を選択し、各係数等を設定します。
 

ダクタイル鉄管の計算

 

ダクタイル鉄管の計算は、設計内圧、土被りによる荷重、自動車荷重を入力することにより、
管にかかる圧力と発生する応力から必要最小管厚を計算します。

■管体仕様:管の諸元(呼び径、外径、管厚等)をデータベースより選択します。
■埋設条件:土圧の計算式を≪鉛直土圧式≫、≪マーストン(溝方)公式≫より選択し、
 各条件を設定します。また、計算に用いる土被りを複数選択することが可能です。
■荷重条件:荷重条件は「内圧」と「自動車荷重」の設定項目があります。
      「 内 圧 」 ダクタイル管にかかる内圧(静水圧・水撃圧)を設定します。
      「自動車荷重」 自動車荷重を≪T荷重≫もしくは≪等分布荷重≫から選択し、設定することができます。
■計算条件:構造計算に用いる基礎支承角を選択し、各係数等を設定します。
 

一体化長さの計算

◆一体化長さの計算には7つの計算種別があります。
◆計算を行う管の種類によって選択できる計算種別が異なります。
  離脱防止金具(水平曲がり)の計算 ⇒ 硬質塩化ビニル管、ダクタイル鉄管
  離脱防止金具(垂直曲がり)の計算 ⇒ 硬質塩化ビニル管、ダクタイル鉄管
  離脱防止金具(垂直2段曲がり)の計算 ⇒ 硬質塩化ビニル管、ダクタイル鉄管
  離脱防止金具(分岐管−片側)の計算 ⇒ 硬質塩化ビニル管、ダクタイル鉄管
  離脱防止金具(分岐管−全方向)の計算 ⇒ 硬質塩化ビニル管、ダクタイル鉄管
  溶接・接着・溶着の継手の計算 ⇒ ポリエチレン管、鋼管
  離脱防止継手の計算 ⇒ ダクタイル鉄管

〜入力画面の内容〜
■基本条件:タイトル、作成者、分類、キーワードなどの情報を入力します。
■管体仕様:一体化長さを算出する管の諸元(呼び径、外径、管厚等)をデータベースより選択します。また、管諸元を直接入力することも可能です。
■埋設条件:管の埋設されている土の条件(土と管の摩擦係数、土の単位体積重量、埋め戻し土の内部摩擦角、横方向地盤反力係数など)を設定します。
■測点条件:荷重条件は「計算条件」と「分岐管管体仕様」の設定項目があります。
      「計算条件」
        測点の名称と、その測点における一体化計算の計算種別及び計算条件を入力します。
        測点は複数作成することでき、それぞれの測点ごとにパターンの異なる計算種別を設定することができます。
      「分岐管管体仕様」
        本管より分岐する支管の管体仕様を設定します。
        一体化の計算種別が《離脱防止金具(分岐管-片側)》、《離脱防止金具(分岐管-全方向)》の場合のみ入力します。
■計算条件:管内の設計水圧、円形断面による減少率、許容安全率などの各種設計条件について入力します。
 

スラストブロックの計算

◆スラストブロックの滑動の抵抗力について照査します。
◆計算種別
 ・水平曲管の計算     : 曲管部に水平に不平均力がかかる場合の計算
 ・垂直上向き曲管の計算 : 曲管部に垂直上向きに不平均力がかかる場合の計算
 ・垂直下向き曲管の計算 : 曲管部に垂直下向きに不平均力がかかる場合の計算
 ・片落管の計算       : 片落管(口径変化部)に不平均力がかかる場合の計算

〜入力画面の内容〜
■基本条件:タイトル、作成者、分類、キーワードなどの情報を入力します。
■管体仕様:管の諸元(呼び径、外径、管厚等)を設定します。
■埋設条件:土の条件(単位体積重量、内部摩擦角)、水の条件(単位体積重量)、コンクリートの条件(単位体積重量、土との摩擦係数)について設定します。
■測点条件:
     「計算条件」
        測点の名称と、その測点におけるスラストブロック計算の計算種別及びブロックの条件を入力します。
        測点は複数作成することでき、それぞれの測点ごとにパターンの異なる計算種別を設定することができます。
     「片落管管体仕様」
        片落管の計算における小口径管の管体仕様を設定します。
■計算条件:管内の設計水圧、許容安全率、許容地耐力などの各種条件について入力します。
 

管材データおよび自動車荷重

■管材データについて■
あらかじめ作成し登録した、管仕様のデータベースを呼び出すことによって、登録された管の種類や呼び径などが表示されます。管の種類や管径および計算に必要なデータなどは、管仕様のデータベースとして、任意に追加や修正が可能です。

 

■自動車荷重について■
管材データ同様に、自動車荷重のデータベースを呼び出すことによって、登録された自動車荷重での計算が可能になります。

基本機能

・Word出力など、他のCivilPlazaシリーズと同じ基本機能を有しておりますので、戸惑うことがなく使用できます。

・スタンドアロンでのプロテクトは『USBタイプ』のみとなります。

■定価■                 230,000円(税抜き)

■保守料金(年額)■    20,000円(税抜き) ※必ず保守加入および継続をしていただく必要があります。