製品情報 > 水道管路の耐震設計の主な機能〜

本プログラムは、水道管路に関する、液状化の計算(液状化の判定・液状化による浮き上がりの検討)、継手構造の水道管路(ダクタイル鋳鉄管、塩化ビニル管)および一体構造の水道管路(鋼管、ポリエチレン管、塩化ビニル管)の耐震計算を行い、報告書タイプの計算結果を出力します。

■参考文献■
『水道施設耐震工法指針・解説 2009年版 社団法人日本水道協会』
『水道施設耐震工法指針・解説 1997年版 社団法人日本水道協会』
『水道配水用ポリエチレン管・継手に関する調査報告書 平成10年9月 社団法人日本水道協会』
『水道用硬質塩化ビニル管 技術資料〈耐震対策編〉 塩化ビニル管・継手協会』

  
  
  
     

液状化の計算(液状化の判定・液状化による浮き上がりの検討)

液状化の計算は、液状化の判定・液状化による浮き上がりの検討を行います。(当機能は、2007年1月30日リリースの Ver1.20からの新機能です)

■適応管種:ダクタイル鋳鉄管(K形・T形・U形・KF形・UF形・NS形・S形・SU形・US形・PT形・PU形)
         ポリエチレン管(JIS K6761・JWWA K144・PWA 003)、鋼管(STW290・STW370・STW400)
         塩化ビニル管(JIS K6741・JIS K6742・JWWA K127・JWWA K129)に対応。
■地盤条件:地下水位、表層、N値等の土質データを入力可能。
■地震力条件:地震動(レベル1、レベル2、両方)、地域区分(A〜C)の選択およびマグニチュードの入力が可能です。
■計算条件:地盤(計算に使用するN値、表層地盤の剪断弾性波速度、表層地盤の固有周期)、設計水平加速度・震度、
        液状化の判定(判定に使用するN値、判定する層位置)、
        浮き上がりの検討(せん断抵抗力を考慮する範囲)の設定および設定値の入力が可能。
           ※管種・計算条件(浮き上がりの検討)については、液状化の判定では入力の必要はありません。
            液状化による浮き上がりの検討の場合のみ設定します。
 

継手構造管路(ダクタイル鋳鉄管・塩化ビニル管)の計算

 

継手構造管路の計算は、ダクタイル鋳鉄管および塩化ビニル管について、設計内圧、自動車荷重、温度変化、不同沈下、
地震力等による管体応力、継手伸縮量、継手屈曲角度の計算を行います。

■適応管種:ダクタイル鋳鉄管(K形・T形・U形・KF形・UF形・NS形・S形・SU形・US形・PT形・PU形)
        塩化ビニル管(JIS K6741・JWWA K127・JWWA K129)に対応。
■地盤条件:表層、基盤層、N値等の土質データを入力可能。
■荷重条件:内圧の考慮の有無と内圧Piの入力、自動車荷重考慮の有無および自動車荷重の条件の入力、
        温度変化の考慮と温度変化Δtの入力、不同沈下の考慮の有無と軟弱地盤区間長および中央部の不同沈下量の入力が可能。
■地震力条件:地震動(レベル1、レベル2、両方)、地域区分(A〜C)の選択および設計水平震度の入力が可能です。
■計算条件:計算桁数の設定、地盤(計算に使用するN値、表層地盤の剪断弾性波速度、基盤の剪断弾性波速度、表層地盤の固有周期)、
        速度応答スペクトル、剛性係数(計算に使用する単位体積重量、剪断弾性波速度、剛性係数に対する定数)、
        地震動応力(応力の補正係数、レベル2地震動の軸応力、重畳係数)の設定および設定値の入力が可能。
 

一体構造管路(鋼管・ポリエチレン管・塩化ビニル管)の計算

 

一体構造管路の計算では、鋼管、ポリエチレン管および塩化ビニル管について、設計内圧、自動車荷重、温度変化、不同沈下、
地震力等による軸方向歪みの計算を行います。

■適応管種:鋼管(STW290・STW370・STW400)
        ポリエチレン管(JIS K6761・JWWA K144・PWA 003)
        塩化ビニル管(JIS K6741・JIS K6742)に対応。
■地盤条件:表層、基盤層、N値等の土質データを入力可能。
■荷重条件:内圧の考慮の有無と内圧Piの入力、自動車荷重考慮の有無および自動車荷重の条件の入力、
        温度変化の考慮と温度変化Δtの入力、不同沈下の考慮の有無と軟弱地盤区間長および盛土の高さの入力が可能。
■地震力条件:地震動(レベル1、レベル2、両方)、地域区分(A〜C)の選択および設計水平震度の入力が可能です。
          鋼管およびポリエチレン管では、地盤の側方変位に関する検討が可能。
■計算条件:すべての管種で、計算桁数の設定、地盤(計算に使用するN値、表層地盤の剪断弾性波速度、基盤の剪断弾性波速度、
        表層地盤の固有周期)、速度応答スペクトル、剛性係数(計算に使用する単位体積重量、剪断弾性波速度、剛性係数に対する定数)
        の設定および設定値の入力が可能。
        鋼管の場合は、地震動歪み(重畳係数)、耐震性照査(レベル1地震動地震動の軸方向歪みの安全性照査)の設定
        および設定値の入力が可能。
        ポリエチレン管の場合は、歪み(温度変化による軸方向歪み、内圧による軸方向歪み、地震動による歪み)の設定
        および設定値の入力が可能。
        塩化ビニル管の場合は、地震動歪み(重畳係数)の設定および設定値の入力が可能。
 

管材データおよび自動車荷重

■管材データについて■
あらかじめ作成し登録した、管仕様のデータベースを呼び出すことによって、登録された管の種類や呼び径などが表示されます。管の種類や管径および計算に必要なデータなどは、管仕様のデータベースとして、任意に追加や修正が可能です。

 

■自動車荷重について■
管材データ同様に、自動車荷重のデータベースを呼び出すことによって、登録された自動車荷重での計算が可能になります。

基本機能

・Word出力など、他のCivilPlazaシリーズと同じ基本機能を有しておりますので、戸惑うことがなく使用できます。

・スタンドアロンでのプロテクトは『USBタイプ』のみとなります。

■定価■                 350,000円(税抜き)

■保守料金(年額)■    20,000円(税抜き) ※必ず保守加入および継続をしていただく必要があります。