製品情報 > 仮設土留工の計算の主な機能〜

本プログラムは、(社)日本道路協会「道路土工 擁壁・カルバート・仮設構造物工指針(昭和62年5月)、道路土工仮設構造物指針(11年3月)」、首都高速道路「仮設構造物設計基準(平成2年10月)」、日本下水道事業団(新基準、平成4年)基準による「慣用計算法による小中規模仮設土留対象」の切梁式土留工、親杭横矢板土留工、自立式土留工の計算ができるほか、支保工の計算および掘削底面安定計算が単独でも行え、出力も報告書タイプの詳細な計算結果で印刷されます。

     
 

仮設土留工の計算使用計算式

仮設計算-----------道路土工(平成11年)-------- 切梁式土留工
                                        親杭横矢板土留工
                                        自立式土留工
                                   柱列式土留工
              下水道事業団基準(新基準)--  切梁式土留工
                                    親杭横矢板土留工
                                    自立式土留工
                                    柱列式土留工
              道路土工(昭和62年)--------  切梁式土留工
                                           親杭横矢板土留工
                                           自立式土留工
              下水道事業団基準(平成4年)- 切梁式土留工
                                           親杭横矢板土留工
                                           自立式土留工
掘削底面安定計算---ボイリングの計算------------ テルツァギの方法
                                           限界導水勾配の方法
                                           テルツァギの方法(土留め形状考慮)
                  ヒービングの計算-----------  道路土工(平成11年)
                                           建築学会修正式
                  盤膨れの計算-------------  道路土工
支保工の計算--------------------------------- 腹起し材の計算
                                           切梁材の計算
                                           火打ち材の計算

切梁式土留工

■切梁式土留工の計算■
・道路土工(平成11年および昭和62年)基準・下水道事業団基準(新基準および平成4年)対応
 ※道路土工(昭和62年)基準では、首都高基準での計算が可能です。
[矢板の種類] 鋼矢板・軽量鋼矢板
[土質データ]
・土質データ単独で保存可能。(他の計算ケースでも使用可能)
・土層数 : 制限なし。
・土質定数: 地山と改良後の土質定数を別途に入力可能。また、変形係数E。平均N値、土質区分の入力により、水平方向地盤反力係数や断面決定用土圧係数を土質データにより算出・決定することが出来ます。
       ※親杭横矢板・自立式土留も共通の入力項目です。
[地盤改良の有無(受動土圧側))] : 地盤改良を考慮して計算可能。
[地下水]  :地下水を考慮し、地下水位以下は水中重量での計算可能。
       ※自立式土留も同様に計算が可能です。
[切梁段数]
●設置段数 : 10段まで選択可能。各段切梁設置前の最大反力により支保工の計算を行う設定も可能。
●土留めタイプ : 開削タイプと立坑タイプの選択可能
          ※親杭横矢板も共通の選択項目です。
[根入れ長の計算] : ランキン土圧による。
・最小土圧(0.3γh):上載荷重の有無の選択、地下水位以下での土の単位重量の使い分け、比較対象の土圧の指定が可能。また、砂質土層との比較を省略することも可能。
・自立時の計算 : 一段目の設置・撤去時に状態を自立矢板として行う場合は選択可能。
・掘削底面の安定計算によるもの
 ※親杭横矢板・自立式土留も共通の入力項目です。
[断面計算] 設定により次の計算が可能。
・各切梁設置時の場合の断面計算(切梁1段目の自立時も含む)
・最下段切梁盛替え時(最下段切梁撤去時)の断面計算
・各切梁撤去時の場合の断面計算(切梁1段目の自立時も含む)
[鋼材条件] : 計算矢板種類・継ぎ手剛性率(矢板断面計算時・たわみ計算時)・許容変位量・最小根入れ長・横方向地盤反力係数(計算矢板種類は、鋼材諸元データから引用します。)
      ※自立式土留も共通の入力項目です。
[許容応力度] : 使用鋼材は、規格で許容応力度の算定が選定可能。※親杭横矢板土留も共通の入力項目です。
  

 

親杭横矢板土留工

■親杭横矢板土留工の計算■
・道路土工(平成11年及び昭和62年)基準・下水道事業団基準(新基準及び平成4年)対応
 ※道路土工(昭和62年)基準で首都高基準での計算が可能です。
[親杭材の種類] : H形鋼(生材)・H形鋼(リース材)・I形鋼
[土留工の計算] : 最終掘削時でのみで計算・任意のピッチで計算
[根入れ長の計算用土圧] :受動土圧の側面抵抗として、土の粘着力による側面抵抗を考慮する場合に選択可能。
[鋼材の条件] : 土留杭の種類・計算親杭形式・土留杭中心間隔・断面係数の低減・根入れ部の土圧作用幅および、
根入れ部の抵抗幅の倍率・最小根入れ長(土留杭の種類は、鋼材諸元データから引用します。)
[許容応力度] : 土留板の許容曲げ応力度が入力可能。
・土留板のせん断応力度が入力可能。
掘削底面の安定計算:ボイリング、ヒービング、盤膨れの検討によるもの
[断面計算] : 継ぎ手鋼性率(矢板断面計算時・たわみ計算時)考慮可能。
 

自立式土留工

■自立式土留工の計算■
・道路土工(平成11年および昭和62年)基準・下水道事業団基準(新基準及び平成4年)対応
 ※道路土工(昭和62年)基準で首都高基準での計算が可能です。
[矢板の種類] : 鋼矢板・軽量鋼矢板
[根入れ長の計算]
・計算方法:モーメントの釣合いと付加的根入「道路土工(昭和62年)」、Y.L.Changeの方法「道路土工(平成11年)、下水道事業団」
・最小土圧(0.3γh):上載荷重の有無の選択、地下水位以下での土の単位重量の使い分け、比較対象の土圧の指定が可能。
・掘削底面の安定計算:ボイリング、ヒービング、盤膨れの検討によるもの
[断面計算・変位量計算]
・継ぎ手鋼性率(矢板断面計算時・たわみ計算時)考慮可能。変位量の計算もY.L.Changの方法等、各基準の方法で計算可能。
 

柱列式土留工

■柱列式土留工の計算■
・道路土工(平成11年)基準・下水道事業団基準(新基準)対応
[芯材の種類] : H形鋼(生材)・H形鋼(リース材)・I形鋼
[根入長の計算]: 芯材の長さを土圧の釣合により根入れ長を決定可能。
[鋼材の条件] : 芯材の種類・計算芯材形式・ソイルセメントの外径・ソイルセメントの間隔・芯材設置方法(全孔設置及び隔孔設置)・最小根入れ長(芯材の種類は、鋼材諸元データから引用します。)
[許容応力度] : 芯材の許容曲げ応力度の入力可能。ソイルセメントの許容せん断応力度の入力可能。ソイルセメントの許容軸圧縮応力度の入力可能。
[断面計算]  : 芯材の断面係数の低減を考慮可能。
 

支保工寸法

支保工の計算において、土留工形状寸法等や選択された矢板および鋼材により支保工の設計支間長などを自動的に算定いたします。
■寸法■
[土留め寸法] : 掘削幅・切梁間隔、立坑長辺・立坑短辺の入力可能。
[腹起し材の設計支間長] : 腹起し材(矢板)の内々で計算、腹起し材の中心間で計算の2タイプより選択可能。
[中間梁の設計支間長]  : 腹起し材の内々で計算、腹起し材の中心間で計算の2タイプより選択可能。
[火打ち材の設計支間長] : 腹起し材(矢板)の内々で計算、腹起し材の中心間で計算の2タイプより選択可能。
■設置位置■
中間梁や火打ち材の計算を行う場合には、各段の設置の有無や設置位置を指定することが出来ます。
  

鋼材データ・鋼材設定

・鋼材データは、追加・変更・編集も可能です。
・鋼材データのみを諸元データファイルとして保存することが可能です。
・標準の鋼材データは、下記の内容です。
 鋼矢板(SP)
 軽量鋼矢板(LSP)
 H形鋼(生材)(NH)
 H形鋼(リース材)(RH)
 I形鋼(NI)
鋼材データは、他の「Civil Plaza」商品にも利用できます。
 

プログラムの特徴・基本機能

■コンビニエンス機能について■
検討する際に複数のケース(マルチドキュメント)を同時に扱うことが簡単な操作で行えます。
・ドラック&ドロップの機能により、計算の共通する入力データがコピーされます。
・インテリマウスのホイールボタンを押すと、指定したデータと同じ新規計算が自動的に入力された状態で作成します。一部の条件を変更して比較する場合などに大変便利です。

■ページ設定■
・枠線「枠線の表示・非表示」「線種・太さ」「余白」の設定可能。
・ページ番号「スタイル」「ページ番号の表示・非表示」「開始番号の数値入力」「文字書式・サイズの選択」「表示位置」の設定可能。
・会社名「表示・非表示」「会社名入力」「フォント選択」「表示位置」の設定可能。
・書式「文章の行間」「タイトル文字表示・非表示」「設定項目の文字書式・サイズの選択」の設定可能。
・絵図「印字される図の文字書式・サイズ」の設定可能。
・ページ設定では、ワープロソフト等と同様の充実した設定が行え、TrueTypeフォントも使用でき、計算書類を理想のまま印刷できます。また、同時に複数の計算結果を印刷プレビューで表示することも可能です。

■計算書出力について■
Microsoft Wordに計算結果を高速で直接出力することができ、
計算書における数式や図形および表など全てWordで作成した場合と同じように、
ネイティブなWordデータとして出力され、見出しマップも自動的に作成されますので文章の検索や編集が容易にできます。
 ※直接プリンタやPDFファイルにも出力することができます。
 ※計算書出力は、Microsoft Word2000/2002/2003での対応になります。
 ※PDFファイルを出力する場合には、別途Adobe Acrobatが必要になります。

CivilPlazaシリーズと同じ基本機能・・・・

・Word出力など、他のCivilPlazaシリーズと同じ基本機能を有しておりますので、土質データも共有可能で操作も同じですので戸惑うことがなく使用できます。

■定価■                 250,000円(税抜き)

■保守料金(年額)■    10,000円(税抜き)