管の構造計-算更生自立管

  反転工法および形成工法により更生された更生管きょ(円形)では、既設管きょの残存耐力を見込まず自らの耐力のみで外力に抵抗する自立管の設計手法により盛土または埋戻し土および活荷重による鉛直土圧によって生じる最大曲げ応力度およびたわみ率に対して必要な更生管厚を算出することができます。 また、地下水位等による外水圧によって生じる座屈圧力に対して安全性の照査を行い、必要な更生管厚を算出することができます。

   
   

・ 土圧算定式として、「ヤンセン公式」、「直土圧式(溝型)」または「緩み土圧式」から選択が可能。
・ 緩み土圧式は「テルツァギー式+活荷重(2010年度版)」、「テルツァギー式+活荷重(2003年度版)」または「テルツァギ
   ー式(2000年版)」から選択が可能。
・ 更生自立管の工法名を指定することにより、あらかじめ登録された自立管の諸元(曲げ強度・曲げ弾性係数・安全率・許
   容たわみ率等)を設定することが可能。また、任意の諸元に変更することも可能。
・ 照査する外水圧の位置として、「管頂位置」、「管中心位置」または「管底位置」から選択が可能。
・ 管に作用する自動車荷重は、T荷重種類を指定することにより、あらかじめ登録されたT荷重に対する後輪荷重、車両設
   置幅、分布角を自動的に設定したり、任意の等分布荷重を設定することが可能。
・ 自動車荷重に考慮する衝撃係数を、道路土工カルバート工指針のボックスカルバートまたはパイプカルバートに従い土被
   りより自動的に設定することが可能。
・ 最小土被り、最大土被りおよび土被りピッチを指定することにより、複数の土被りに対する安全性の照査を、外圧強さの種
   類ごとに、また、基礎形式ごとに一括で行うことが可能。
・ 任意の複数の土被りを設定することにより、区間(スパン)ごとに対する安全性の照査を、外圧強さの種類ごとに、基礎形
   式ごとに一括で行うことが可能。

   
 

・ 計算結果を画面により確認可能。
・ 計算結果を、報告書形式で出力することが可能で、Microsoft Office Wordへの出力も他のCivil Plazaシリーズと同様にサ
   ポート。

 

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