推進工法-支圧壁の安定計算

  矢板およびライナープレートにおける支圧壁の安定計算を行い、必要な支圧壁高および支圧壁厚さを算出することができます。必要支圧壁高は、ランキンの受動土圧式で示される土留め背面の地山の耐荷力が推進反力を満足することにより求める。また、必要支圧壁厚さは、支圧壁に作用する推進反力と支圧壁の持つ抵抗モーメントの釣合いにより求める。推進反力によって支圧壁に作用するモーメントが大きすぎて、無筋コンクリートの抵抗モーメントが不足する場合、矢板においては鉄筋補強の検討ができます。

   
・ 管の種類および管径を指定することにより、あらかじめ登録された管の諸元(外径)を設定することが可能。
・ 矢板の場合、支圧壁の高さおよび厚さの照査は、直接入力した値について照査する他、最小値とと最大値を指定すること
   により、指定した範囲内で自動的に必要な高さ、厚さを計算することが可能。
・ 矢板の場合、押角の位置を支圧壁中央に自動的に配置する他、任意に指定することも可能。
・ ライナープレートの場合、あらかじめ矢板の場合で計算して満足した支圧壁の幅と厚さから計算で断面係数を設定したり、
   任意に断面係数を設定することが可能。

   

・ 支圧壁背面の地盤反力が不足した場合、支圧壁背面の地盤補強を考慮した計算を行うことが可能。
・ コンクリートの許容応力度は設計基準強度「18」と「21」は自動設定することが可能。また、任意に設定することも可能。
・ 無筋コンクリートの支圧壁の抵抗モーメントが不足する場合、「抵抗モーメントが不足した方向を照査」、「前面および背面
   方向を照査」または「最大モーメント方向のみ照査」の照査タイプにて鉄筋補強の検討が可能。
・ 補強鉄筋タイプは「異形鉄筋」または「丸鋼鉄筋」から選択することが可能。
・ 鉄筋径の呼び径とピッチを指定することにより、あらかじめ登録された鉄筋の断面積とピッチを基に鉄筋量を自動的に設定
   することが可能。

   
 

・ 計算結果を画面により確認可能。
・ 計算結果を、報告書形式で出力することが可能で、Microsoft Office Wordへの出力も他のCivil Plazaシリーズと同様にサ
   ポート。

 

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