推進工法-小口径管の推進力

  小口径の高耐荷力方式下水道推進工法用管(鉄筋コンクリート管・陶管・レジンコンクリート管・ダクタイル鋳鉄管)、低耐荷力方式下水道工法用管(塩化ビニル管)および鋼製さや管方式下水道推進工法用管(配管用アーク溶接炭素鋼管)では、地盤・活荷重による鉛直 等分布荷重によって管に生じる最大曲げモーメントおよび推進力によって管に生じる推進抵抗力に対して、安全な管種を選定することが可能です。

      

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 推進抵抗力算定式


  ★印の推進抵抗力算定式では、『曲線推進(オプション)』により、曲線推進に対する安全性の照査を行うことが可能です。
  ※管に作用する等分布荷重の算定式は「テルツァギー式+活荷重(2010年度版)」、「テルツァギー式+活荷重(2003年
    度版)」、「直土圧式」または「テルツァギー式(2000年版)」から選択が可能。
  ※高耐荷力方式における推進抵抗力算定式は、『下水道推進工法の指針と解説 2010年版 社団法人日本下水道協
    会』では全ての掘削・排土方式で「高耐荷力方式(提案式T)」を用いるようになっています。
  ※高耐荷力方式における推進抵抗力算定式の内、「高耐荷力方式(提案式T)」以外は『下水道推進工法の指針と解説 
    2003年版 社団法人日本下水道協会』で用いている式です。
 

 管の種類

※高耐荷力方式
・ 小口径推進工法用鉄筋コンクリート管(JSWAS A-6 E・EW・NS・ENW形)
・ 下水道推進工法用陶管(JSWAS R-3)
・ 下水道推進工法用レジンコンクリート管(JSWAS K-12 RS・小口径RM・小口径RT形)
・ 下水道推進用ダクタイル鋳鉄管(JSWAS G-2 T・GS・GSS形)
※低耐荷力方式
・ 下水道推進工法用硬質塩化ビニル管(JSWAS K-6 リブカラー・SUSカラー・スパイラル継手)
※低耐荷力方式
・ 配管用アーク溶接炭素鋼管

 

 高耐荷力方式における推進力


・ 管の種類および管径を指定することにより、あらかじめ登録された管の諸元(外径・内径・管厚・管厚中心半径・外圧強さ・
   許容圧縮応力度・継手部許容抜出量・クッション材・許容開口長)と元押しジャッキの諸元、推進機・先導体外径を設定す
   ることが可能。
・ 管に作用する等分布荷重の算定式が「直土圧式」または「テルツァギー式(2000年版)」を指定した場合、活荷重を考慮す
   ることが可能。また、管に作用する自動車荷重は、T荷重種類を指定することにより、あらかじめ登録されたT荷重に対す
   る後輪荷重、車両設置幅、分布角を自動的に設定したり、任意の等分布荷重を設定することが可能。
・ 自動車荷重に考慮する衝撃係数を、道路土工カルバート工指針のボックスカルバートまたはパイプカルバートに従い土被
   りより自動的に設定することが可能。また、衝撃係数をボックスカルバートを選定したときのみ、後輪荷重毎に衝撃係数を
   無視(一様な等分布荷重)する土被りと等分布荷重を設定することが可能。
・ 管に作用する等分布荷重の算定式が「テルツァギー式+活荷重(2010年度版)」の場合は緩み土圧式に使用する土の緩
   み幅ΔBは0.08(m)を、「テルツァギー式+活荷重(2003年度版)」の場合は0.10(m)を自動的に設定することが可能。ま
   た、任意の値を指定することも可能。
・ 管に作用する等分布荷重の算定式が「テルツァギー式(2000年版)」以外では、均一地盤による緩み土圧に加え、多層地
   盤による管に作用する等分布荷重を算出することが可能。また、多層地盤データから均一地盤データへの自動作成(加
   重平均)が可能。さらに、内部摩擦角のみ管周面の地盤の内部摩擦角を設定することも可能。
・ 管に作用する等分布荷重の算定式が「直土圧式」以外では、粘性土地盤等での粘着力に対して、N値による安全率を考
   慮することが可能。
・ 多層地盤による緩み土圧式に使用する土質データは、他のCivil Plaza商品と共有して使用することが可能。

     
・ 推進力を算出する際に用いる土質定数を土質条件または土質区分を指定することにより、自動的に標準値を設定するこ
   とが可能。また、任意の値を設定することも可能。
・ 推進力を算出する際に用いる推進力低減係数を土質条件または土質区分を指定することにより、自動的にに標準値を設
   定することが可能。また、任意の諸元に変更することも可能。
・ 推進力を算出する際に用いる掘進機の外径を管径と掘削および排土方式を指定することにより、自動的にに設定すること
   が可能。また、任意の諸元に変更することも可能。
・ 土圧式の場合、チャンバ内圧力を求める式は、砂質土または粘性土を選択すると自動的に切り替わることが可能。
・ 安全性の照査を行う管の種類は複数指定することが可能。
・ 総推進力の計算と許容推進延長の計算を行うことが可能。
・ 照査項目として管の耐荷力による検討、ジャッキ推力による検討、地盤反力による検討を行うことが可能。単独で照査し
   たり複数項目同時に照査することが可能。

   

・ 計算結果を画面により確認可能。
・ 計算結果を、報告書形式で出力することが可能で、Microsoft Office Wordへの出力も他のCivil Plazaシリーズと同様にサ
   ポート。

 

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 低耐荷力方式における推進力


・ 管の種類および管径を指定することにより、あらかじめ登録された管の諸元(外径・内径・管厚・管厚中心半径・外圧強さ・
   許容圧縮応力度・継手部許容抜出量・クッション材・許容開口長)と元押しジャッキの諸元、推進機・先導体外径を設定す
   ることが可能。
・ 管に作用する等分布荷重の算定式が「直土圧式」または「テルツァギー式(2000年版)」を指定した場合、活荷重を考慮す
   ることが可能。また、管に作用する自動車荷重は、T荷重種類を指定することにより、あらかじめ登録されたT荷重に対す
   る後輪荷重、車両設置幅、分布角を自動的に設定したり、任意の等分布荷重を設定することが可能。
・ 自動車荷重に考慮する衝撃係数を、道路土工カルバート工指針のボックスカルバートまたはパイプカルバートに従い土被
   りより自動的に設定することが可能。また、衝撃係数をボックスカルバートを選定したときのみ、後輪荷重毎に衝撃係数を
   無視(一様な等分布荷重)する土被りと等分布荷重を設定することが可能。
・ 管に作用する等分布荷重の算定式が「テルツァギー式+活荷重(2010年度版)」の場合は緩み土圧式に使用する土の緩
   み幅ΔBは0.04(m)を、「テルツァギー式+活荷重(2003年度版)」の場合は0.10(m)を自動的に設定することが可能。ま
   た、任意の値を指定することも可能。
・ 管に作用する等分布荷重の算定式が「テルツァギー式(2000年版)」以外では、均一地盤による緩み土圧に加え、多層地
   盤による管に作用する等分布荷重を算出することが可能。また、多層地盤データから均一地盤データへの自動作成(加
   重平均)が可能。さらに、内部摩擦角のみ管周面の地盤の内部摩擦角を設定することも可能。
・ 管に作用する等分布荷重の算定式が「直土圧式」以外では、粘性土地盤等での粘着力に対して、N値による安全率を考
   慮することが可能。
・ 多層地盤による緩み土圧式に使用する土質データは、他のCivil Plaza商品と共有して使用することが可能。

   
・ 推進力を算出する際に用いる土質定数を土質条件または土質区分を指定することにより、自動的に標準値を設定するこ
   とが可能。また、任意の値を設定することも可能。
・ 推進力を算出する際に用いる掘進機の外径を管径と掘削および排土方式を指定することにより、自動的に設定すること
   が可能。また、任意の諸元に変更することも可能。
・ 総推進力の計算と許容推進延長の計算を行うことが可能。
・ 照査項目として管の耐荷力による検討、ジャッキ推力による検討、地盤反力による検討を行うことが可能。単独で照査し
   たり複数項目同時に照査することが可能。

   

・ 計算結果を画面により確認可能。
・ 計算結果を、報告書形式で出力することが可能で、Microsoft Office Wordへの出力も他のCivil Plazaシリーズと同様にサ
   ポート。

 

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 鋼製さや管方式における推進力


・ 管の種類および管径を指定することにより、あらかじめ登録された管の諸元(外径・内径・管厚・管厚中心半径・外圧強さ・
   許容圧縮応力度・継手部許容抜出量・クッション材・許容開口長)と元押しジャッキの諸元、推進機・先導体外径を設定す
   ることが可能。
・ 管に作用する等分布荷重の算定式が「直土圧式」または「テルツァギー式(2000年版)」を指定した場合、活荷重を考慮す
   ることが可能。また、管に作用する自動車荷重は、T荷重種類を指定することにより、あらかじめ登録されたT荷重に対す
   る後輪荷重、車両設置幅、分布角を自動的に設定したり、鉄道荷重や任意の等分布荷重を設定することが可能。
・ 自動車荷重および鉄道荷重に考慮する衝撃係数を、道路土工カルバート工指針のボックスカルバートまたはパイプカル
   バートに従い土被りより自動的に設定することが可能。また、衝撃係数をボックスカルバートを選定したときのみ、後輪荷
   重毎に衝撃係数を無視(一様な等分布荷重)する土被りと等分布荷重を設定することが可能。
・ 管に作用する等分布荷重の算定式が「テルツァギー式+活荷重(2010年度版)」の場合は緩み土圧式に使用する土の緩
   み幅ΔBは0.08(m)を、「テルツァギー式+活荷重(2003年度版)」の場合は0.10(m)を自動的に設定することが可能。ま
   た、任意の値を指定することも可能。
・ 管に作用する等分布荷重の算定式が「テルツァギー式(2000年版)」以外では、均一地盤による緩み土圧に加え、多層地
   盤による管に作用する等分布荷重を算出することが可能。また、多層地盤データから均一地盤データへの自動作成(加
   重平均)が可能。さらに、内部摩擦角のみ管周面の地盤の内部摩擦角を設定することも可能。
・ 管に作用する等分布荷重の算定式が「直土圧式」以外では、粘性土地盤等での粘着力に対して、N値による安全率を考
   慮することが可能。
・ 多層地盤による緩み土圧式に使用する土質データは、他のCivil Plaza商品と共有して使用することが可能。

   
・ 推進力を算出する際に用いる土質定数を土質条件または土質区分を指定することにより、自動的に標準値を設定するこ
   とが可能。また、任意の値を設定することも可能。
・ 推進力を算出する際に用いる掘進機の外径を管径と掘削および排土方式を指定することにより、自動的にに設定すること
   が可能。また、任意の諸元に変更することも可能。
・ 総推進力の計算と許容推進延長の計算を行うことが可能。
・ 照査項目として管の耐荷力による検討、ジャッキ推力による検討、地盤反力による検討を行うことが可能。単独で照査し
   たり複数項目同時に照査することが可能。

 

・ 計算結果を画面により確認可能。
・ 計算結果を、報告書形式で出力することが可能で、Microsoft Office Wordへの出力も他のCivil Plazaシリーズと同様にサ
   ポート。

 

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