更生複合管の構造計算 SPRana −地震時 管軸方向の検討

 地震時の管軸方向の検討では、既設管の管きょと管きょの継手部に生じる地震時の屈曲角および抜出し量に対して、SPR工法(製管工法)により更生された複合管のかん合部材(プロファイル)間の継手部の屈曲角および抜出し量により、安全性の照査を行うことが可能です。

   

・ 対象断面形状として円形の照査が可能(更生後の複合管の内面形状は既設管きょと同一形状)。
・ レベル1地震動では、地震動による屈曲角および抜出し量、地盤の硬軟急変部の抜出し量、浅層不整形地盤での抜出し
  量に対して、かん合部材(プロファイル)間の継手部の使用限界屈曲角および使用限界抜出し量により、安全性の照査を行
  うことが可能。
・ レベル2地震動では、地震動による屈曲角および抜出し量、地盤の液状化に伴う地盤沈下による屈曲角および抜出し量、
  地盤の液状化に伴う永久ひずみによる抜出し量、急傾斜地での永久ひずみによる抜出し量、地盤の硬軟急変部の抜出し
  量、浅層不整形地盤での抜出し量に対して、かん合部材(プロファイル)間の継手部の終局用限界屈曲角および終局限界
  抜出し量により、安全性の照査を行うことが可能。
・ 埋設条件、既設条件および更生条件は、基本的に「常時の検討」と同様な設計条件を設定することが可能。
・ せん断弾性波速度Vsは、「N値より算出」または「実測値を入力」から選択可能。
・ 固有周期TSを算出する時の地盤の特性値TGに乗じる係数を地震動毎(レベル1・レベル2)に設定可能。また、固有周
  期TSを直接入力することも可能 なため、地盤の動的解析等で得られた結果を反映することも可能。
・ 設計応答速度を地震動毎(レベル1地震動・レベル2地震動)に直接入力することが可能なため、地盤の動的解析等で得
  られた結果を反映することが可能。

  

・ 各検討項目に対しての照査結果を画面により確認可能。
・ 照査結果は、報告書形式で出力することが可能で、Microsoft Office Wordへの出力も他のCivilPlazaシリーズと同様にサ
  ポート。

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