製品情報 > PipeRapid の主な機能〜

下水道施設計画・設計システムPipe Rapidは、下水道の計画設計・実施設計において、効率的かつ理想的な設計業務が実現するシステムです。
CALS/ECにおいても重要CADデータ交換フォーマットのSXF仕様に対応し、下水道施設設計計画・設計システムでは初めてSXF仕様の準拠性を検定する「OCF検定(sfc,p21)に「制限事項なし」で合格していますので、作図した縦断図や平面図などは他のシステムを介することなく安心してデータ交換をする事ができます。さらに、Civil Plazaシリーズアプリケーションとの連動を視野に入れて開発されておりますので、縦断計画後に「管の構造計算」を連動、平面設計後に「下水道施設の耐震設計」を連動するなど、下水道設計におけるトータルソリューションを提供しています。Pipe Rapidはまさに、将来の下水道設計を見据え、無限の可能性を秘めたシステムとなっています。

   
●PipeRapid機能特徴●
 ・機能紹介(PDF低画質 約4MB)             ・機能紹介(PDF高画質 約20MB) 

●PipeRapidの主な新機能●           ●Rapidシリーズの主な新機能●
 
PipeRapid〜Ver9.5の主な新機能〜         ・Rapidシリーズ〜Ver9.5の主な新機能〜

データ管理

■外部システムとの互換■
Pipe Rapidで扱うデータは全て「Microsoft Excel、CSV、Microsoft Accessデータ」等に出力することが可能ですので、
データのオープン化が実現し、他のシステムでのデータ利用が可能になります。

■ファイル操作■
・データのアクセス権を完全に把握(排他制御)していますので、知らない間にデータが書き替わっていたなどということはありません。
・自動バックアップ機能により、開かれているワークスペースデータ、縦断図データ、平面図データをトラブル時には自動的にデータを保存します。
・登録されているデータの検索は、ファイル数が膨大であっても、作成者情報や支持者情報を指定することで、
 検索ファイルの絞込みができ、より早く検索することが出来ます。

●画像付きカタログ(PDF)はこちら

平面・縦断計画

路線系統および、路線内の諸元(面積・路線距離・地盤高、地盤変化点、固定流入、地下埋設物、取付等)の入力と設定された各設計条件により、自動的に流量計算から管種・管径の決定、
縦断計画まで行います。また同時に、掘削幅、管基礎、土留種類などを自動的に選択決定が可能ですので、縦断図や平面図に容易に寸法表示することもできます。
また、路線データの入力値により、平面図に取付桝や取付管を自動作図するなど、平面および縦断計画の整合性をはかりながらの設計・計画を実現しています。

 

■表形式のデータ入力■
データ入力は、個別の路線ごとのデータ入力のほかに、表形式の一覧データで入力や確認も出来ます。もちろん、データはリアルタイムで関連されている項目と同期されますので、
初めから一覧表での入力も可能です。一覧表は、Excel同様のコピー、貼り付け、フィル機能を備えており、セル部分を部分的に指定してコピー、貼り付けが簡単にできますので、
測量データがExcelである場合には一度に貼り付けできるなどの操作ができます。

■平面図からのデータ入力 路線機能■
計画設計、実施設計において、一連の作業で行うことができるほか、埋設管および計画管との交差はもちろん、地形図データの入力や取付管の接続を考慮しながら、
検討段階での作業も簡単に行えます。面積計算も流域面積を固定し各路線に割り振るなどの機能も充実しています。
また、平面図を作図する必要が無い場合でも、管網図的な平面図を作図することで、必要な路線データの入力に替えることができますので、
縦断図などの作成が容易かつスピーディーにできます。さらに、路線記号や取付管記号を工区や土被り区分などにより、
設定した属性(線種・線色など)に表示できますので、表現力豊かな作図が容易に出来ます。

・汚水・雨水混在の計画可能 ・分水人孔・起点兼用人孔対応 ・取付および宅内桝の計画可能 ・クロス管の計画対応
・スパン単位の各種設定可能 ・容易な平面図作図 ・無制限のアンドゥ・リドゥ機能

●画像付きカタログ(PDF)はこちら

図面作成

■外部ファイル■
PipeRapidでは、SXF入力および出力はもちろんのこと、DXF、DWGファイルなどの外部ファイルをサポートしております(複数のファイルを一括で出力することも可能です)。また、地形図データとして、数値地図、SIMA、DMファイル挿入(入力)、ラスタデータも対応しております。平面 機能では、測量効果の現況および計画データを読み込み、自動作図することができます。

■図面作成■
きめ細やかで簡単な設定項目、わかりやすいプレビュー形式によりユーザーインターフェースにより、さまざまな書式の縦断図を作図することができます。色彩、線種、線厚、フォントおよび作図レイヤなどのテンプレートを各項目ごとに設定することが可能で、CAD製図基準(案)にそったレイヤ設定で縦断図を作図することや、作図した平面図をもとに施設平面図、埋設管調査 図、字界図、公私道調査図などの図面をページおよびレイヤ分けにより同じ図面での作図管理をすることもできます。また、縦断図の作図前にプレビュー機能で縦断計画の確認ができますので、検討をリアルタイムで行えます。さらに、平・縦断図作図後に設計変更などがあった場合には、作図した画面の編集か縦断図の再作図を行う必要がありますが、Pipe Rapidでは、そのような面倒な操作をせずに、簡単に既存の図面の縦断図だけを作図変更することができます。

■縦・平面図■
縦断図を作図する場合に、路線機能で作成した平面図を自動的に切り出して配置します。もちろん、切り出された平面図は文字や路線要素が途中で切断されるようなことはありません。また、再構築などで縦断図上に管路を2本作図したい場合にも、参照路線として縦断図に管路線を容易に作図することができます。(縦断図は、スパン単位で作図することができます。)

・CAD製図基準(案)レイヤ構造対応 ・スパン単位の縦断図作図可能 ・ラスタデータ多角範囲選択可能
・平面図自動切出し作図 ・OCF検定合格[制限事項無し] ・豊富な外部ファイル対応

●画像付きカタログ(PDF)はこちら

流量表

■流量表作成■
作成する流量表は、Microsoft Excel 2000/2002/2003/2007のxlsファイルデータをVBA(Visual Basic for Application)により直接作成するため、
作成された流量表の書式を自由に編集することができます。
また、流量表を作成する際に「出力設定、入力設定、桁処理設定、その他の設定」と各種設定項目による出力が可能になります。
流量表への出力は、計画された複数の路線からプロジェクトや工区ごとに任意に指定することができ、さらに新設・既設・計画・撤去・在置の区分を選択しての出力も可能です。

●画像付きカタログ(PDF)はこちら

作図編集

■作図編集機能■
ご好評を頂いております当社土木用高機能低価格CAD「Rapid Draw」の汎用CAD機能を標準搭載しており、面倒な編集作業を他のシステムで行う必要はありません。
※「Rapid Draw」の汎用CAD機能については、別途カタログをご覧下さい。

●画像付きカタログ(PDF)はこちら

図面印刷

■連続印刷機能■
通常のCADで複数の図面を印刷する場合は、複数の図面ファイルを開いて各々の図面を一枚ずつ印刷指定の操作を行います。図面枚数が多くなればなるほど時間の要する作業となります。Pipe Rapidでは、そのような面倒な作業をすることなく、出力したい図面データを指定するだけで、連続してプリンタまたはプロッタに図面を出力することができます。(連続印刷機能はオプションで提供されているシステムが多い中、Pipe Rapidでは標準搭載されております。)

動水位追跡システム(オプション)

下水道管渠の老朽化および、排水能力の向上などの検討も、動水位追跡システムにより、不等流計算による水面追跡から水位線の作図まで容易にできます。
更生管の設定や区分も新設・既設・計画・撤去・存置とスパン毎に設定でき、施設平面図においても流下能力ごとにより、路線を設定した属性(線種・線色)に表示できますので、
よりわかりやすい表現が出来ます(更生管は標準搭載機能です。)

数量計算システム(オプション)(オーダーシステム)

数量計算システムでは、Pipe Rapidで設計計算されたデータをもとに数量計算を自動的に行うことができ、開削工事における
「管渠布設工、土工、土留工、マンホール、副管工、取付管、路面復旧工、管渠延長調書」等を設定値をもとに計算して、工区別、補助および単独工事別に
Microsoft Excel 2000/2002/2003でのデータとして出力することができます。
また、提供するExcelアドインやVBAにより、自作のExcelシートに数量計算システムからのデータをリンクさせて計算することができます。