製品情報 > GROUT ZONE
“GROUT ZONE”は、
次の基準書を元に薬液注入工法および高圧噴流注入工法の計算が可能です。また、出力も報告書タイプの詳細な計算結果で印刷されるアプリケーションです。
『下水道推進工法の指針と解説 2010年版 社団法人日本下水道協会』
『下水道推進工法の指針と解説 2003年版 社団法人日本下水道協会』
『薬液注入工 設計資料 社団法人日本薬液注入協会』
『ジェットグラウト工法 技術資料 日本ジェットグラウト協会』
『道路土工 仮設構造物指針平成11年3月 社団法人日本道路協会』
GROUT ZONE検討項目
GORUT ZONEでは以下の項目の検討が可能です。
薬液注入工法
◆ボイリングの検討
◆ヒービングの検討
◆底盤揚圧力の検討
◆欠損部(すべり)の検討
◆欠損部(押し抜き)の検討
◆坑口防護の検討★☆
◆クラウン部防護の検討★
◆門型断面防護の検討★
◆全断面防護の検討★
高圧噴流注入
◆底盤揚圧力の検討
◆欠損部の検討
◆坑口防護の検討★☆
◆テルツァギの緩み幅★
※複数の測点位置に対する検討を一括処理することが可能。
※★印の検討では、指定する土被りを「推進管からの土被り」と「掘削径からの土被り」から選択することが可能。
※★印の検討では、管の種類および管径を指定することにより、あらかじめ登録された管の諸元を自動的に設定することが
可能。また、任意の値に修正することも可能。
※★印の検討では、推進方式や掘削および排土方式、管の呼び径、坑口条件等に応じた推進機(先導体)掘削径および坑
口設備(鏡切り径)掘削径の自動設定が可能。
※★印の検討では、管外径に土の緩み幅を考慮した掘削径は、管の呼び径に『下水道推進工法の指針と解説 2010年
版』または『下水道推進工法の指針と解説 2003年版』により求まる土の緩 み幅ΔBを元に自動設定が可能。
※☆印の検討では、横断方向の改良厚を算出する掘削径と改良区間長を算出する掘削径を別々に設定することが可能。
薬液注入工法
■ボイリングの検討■
土留工の根入長でボイリングに対して安全率をもとめ、安全率が満足しない場合にその必要な改良長を求めます。テルツァギの場合には、根入れ長さまでの土の重量と過剰水圧のバランスにより、限界動水勾配については上向きの浸透水圧による動水勾配と地盤の動水勾配のバランスにより計算を行います。
・ テルツァギの方法〔旧道路土工の式、道路土工(平成11年)の式を選択することが可能〕
・ 限界動水勾配
・ 2つの方法の最大値〔テルツァギの方式と限界動水勾配の方法を同時に計算し、その結果の最大値を用います〕
・ 2つの方法の平均値〔テルツァギの方式と限界動水勾配の方法を同時に計算し、その結果の平均値を用います〕
■ヒービングの検討■
地山側の土重により起こる回転モーメントと掘削側の根入れ部における抵抗モーメントのバランスによりヒービングに対しての安全率を求め、安全率が満足しない場合にその必要な底盤の改良厚を求めます。
・ 建築基礎修正式〔粘着力の加重平均範囲指定可能〕
■底盤揚圧力の検討■
土留工の底盤に作用する揚圧力と抵抗力のバランスにより検討を行います。荷重の釣り合いの場合には改良範囲の必要な上部未改良部分厚さを求め、土留との付着力を考慮の場合には掘削底面以下の改良厚を求めます。また、底盤に粘性土層がある場合にその土層を未改良部としての検討も可能です。
・ 荷重の釣り合い
・ 土留との付着力を考慮〔改良範囲を掘削底面以深全て改良する場合と未改良範囲を設ける場合の選択可能〕
■欠損部(すべり)の検討■
土留工の欠損部の補強やライナープレート立坑の開口部の補強を目的とする計算において、滑りと滑り面による粘着力と摩擦力の抵抗による検討を行い必要改良厚を求めます。
・ 任意のピッチで計算〔設定された改良開始深さから任意のピッチ位置で改良厚を算出〕
・ 土層ごとに計算〔土質ごとに改良厚を算出〕
・ 指定位置で計算〔任意の掘削深で改良厚を算出〕
・ 計算方法は欠損部の土圧のみ考慮する場合と、土圧と水圧を考慮する場合の選択が可能。水圧を考慮するとした場合、
水圧の計算方法を「水圧を水圧として計算」、「水圧を水重として計算」から選択可能。
・ 欠損部の平面形状における改良幅も求めることが可能。
■欠損部(押し抜き)の検討■
土留工の欠損部の補強やライナープレート立坑の開口部の補強を目的とする計算において、側圧による押抜きせん断力に対しての粘着力の抵抗による検討を行い必要改良厚を求めます。
・ 任意のピッチで計算〔設定された改良開始深さから任意のピッチ位置で改良厚を算出〕
・ 土層ごとに計算〔土質ごとに改良厚を算出〕
・ 指定位置で計算〔任意の掘削深で改良厚を算出〕
・ 土圧の算定方法を「静止土圧式」、「ランキン・レザール式」または「算定用土圧P(水圧含む)を直接入力」から選択可能。
・ 開口部の土圧を「静止土圧式」、「ランキン・レザール式」で算定する場合、「開口部の平均(開口部の上端と下端の土圧
の平均値)」または「開口部の下端(開口部の下端の土圧)」から選択可能。
■坑口防護の検討■
推進工法の坑口防護を目的とする計算において塑性領域により改良断面を求め、押し抜きせん断応力により改良厚さを求めます。
・ 検討タイプは「トンネルの上部および側部の検討」と「改良区間長の計算」が可能で、「改良区間長の計算」は計算をする
かしないかの選択も可能。
・ 「トンネル上部および側部の検討」では、「改良域の自重を考慮した塑性理論式で計算する」、「上部荷重を考慮する」、
「塑性理論式内の土被りをTerzaghiの緩み高さで計算する」、「側部の検討をTerzaghiの緩み幅で行う」から複数の計算条
件を組み合わせて選択することが可能。また、「上部荷重を考慮する」場合は、「換算土被りで計算する」か「Terzaghiの緩
み土圧内の上載荷重で計算する」から選択することが可能。
・ 指定する土被りを「推進管からの土被り」と「掘削径からの土被り」から選択することが可能。
・ 管の種類および管径を指定することにより、あらかじめ登録された管の諸元を自動的に設定することが可能。また、任意
の値に修正することも可能。
・ 推進方式や掘削および排土方式、管の呼び径、坑口条件等に応じた推進機(先導体)掘削径および坑口設備(鏡切り径)
掘削径の自動設定が可能。
・ 管外径に土の緩み幅を考慮した掘削径は、管の呼び径に『下水道推進工法の指針と解説 2010年版』または『下水道推
進工法の指針と解説 2003年版』により求まる土の緩 み幅ΔBを元に自動設定が可能。
・ 横断方向の改良厚を算出する掘削径と改良区間長を算出する掘削径を別々に設定することが可能。
■クラウン部防護の検討・門型断面防護の検討・全断面防護の検討■
クラウン部(円形掘削断面上部)、門型部(円形掘削断面上部側部)、全断面の改良範囲を塑性領域および弾性領域および村山式により求めます。
・ 検討タイプでは「塑性領域で検討」、「弾性領域で検討」、「村山式で検討」の3つの方法で検討することが可能。3つの方
法の組み合わせにより算出される改良厚の最大値または平均値のどちらかを決定改良厚に選定することが可能。
・ 「塑性領域で検討」では、「「塑性理論式内の土被りをTerzaghiの緩み高さで計算する」、「側部の検討をTerzaghiの緩み
幅で行う」から複数の計算条件を組み合わせて選択することが可能。
・ 「トンネル上部および側部の検討」では、「改良域の自重を考慮した塑性理論式で計算する」、「上部荷重を考慮する」、
「塑性理論式内の土被りをTerzaghiの緩み高さで計算する」、「側部の検討をTerzaghiの緩み幅で行う」から複数の計算条
件を組み合わせて選択することが可能。また、「上部荷重を考慮する」場合は、「換算土被りで計算する」か「Terzaghiの緩
み土圧内の上載荷重で計算する」から選択することが可能。
・ 指定する土被りを「推進管からの土被り」と「掘削径からの土被り」から選択することが可能。
・ 管の種類および管径を指定することにより、あらかじめ登録された管の諸元を自動的に設定することが可能。また、任意
の値に修正することも可能。
・ 推進方式や掘削および排土方式、管の呼び径、坑口条件等に応じた推進機(先導体)掘削径および坑口設備(鏡切り径)
掘削径の自動設定が可能。
・ 管外径に土の緩み幅を考慮した掘削径は、管の呼び径に『下水道推進工法の指針と解説 2010年版』または『下水道推
進工法の指針と解説 2003年版』により求まる土の緩 み幅ΔBを元に自動設定が可能。
高圧噴流注入工法
■底盤揚圧力の検討■
土留工の底盤に作用する揚圧力に対して、改良体の重量と土留壁の付着力とのバランスで求める検討、底盤に作用する最大せん断応力から求める検討、改良体に最下段切梁から改良厚中心までの土圧および水圧による軸力が作用するものとして検討を行い、それぞれの必要改良厚を求めます。また、底盤に粘性土層がある場合にその土層を未改良部としての検討も可能です。
・ 押し抜きせん断、せん断応力および曲げ応力の3つの方法により検討を行うことが可能。
・ 計算条件の選択で、「上載荷重を考慮する」、「底盤下の全ての改良を考慮する」の選択が可能。
■欠損部の検討■
改良体をコンクリート同様に考え、親杭横矢板工法の板厚計算の考え方に準じて改良厚の検討を曲げ応力度およびせん断応力度から行います。
・ 板厚計算により改良厚の検討を、「曲げ応力度からの検討」、「せん断応力度からの検討」または「曲げ応力度からの検
討とせん断応力度からの検討の2つの方法を同時に検討の中から選択することが可能。
・ 土圧の算定方法を「静止土圧式」、「ランキン・レザール式」または「算定用土圧P(水圧含む)を直接入力」から選択可能。
■坑口防護の検討■
推進工法の坑口防護を目的とする計算において塑性領域により改良断面を求め、曲げ応力度および掘削断面を半径とする円弧滑りを想定し改良体の粘着力で滑りモーメントとのバランスにより改良厚さをもとめます。
・ 検討タイプは「トンネルの上部および側部の検討」と「改良区間長の計算」が可能。
・ 「トンネル上部および側部の検討」では、「改良域の自重を考慮した塑性理論式で計算する」、「上部荷重を考慮する」、
「塑性理論式内の土被りをTerzaghiの緩み高さで計算する」、「側部の検討をTerzaghiの緩み幅で行う」から複数の計算条
件を組み合わせて選択することが可能。また、「上部荷重を考慮する」場合は、「換算土被りで計算する」か「Terzaghiの緩
み土圧内の上載荷重で計算する」から選択することが可能。
・ 指定する土被りを「推進管からの土被り」と「掘削径からの土被り」から選択することが可能。
・ 管の種類および管径を指定することにより、あらかじめ登録された管の諸元を自動的に設定することが可能。また、任意
の値に修正することも可能。
・ 推進方式や掘削および排土方式、管の呼び径、坑口条件等に応じた推進機(先導体)掘削径および坑口設備(鏡切り径)
掘削径の自動設定が可能。
・ 管外径に土の緩み幅を考慮した掘削径は、管の呼び径に『下水道推進工法の指針と解説 2010年版』または『下水道推
進工法の指針と解説 2003年版』により求まる土の緩 み幅ΔBを元に自動設定が可能。
・ 横断方向の改良厚を算出する掘削径と改良区間長を算出する掘削径を別々に設定することが可能。
・ 改良区間長の計算で土質条件を砂質土にした場合、塑性領域と曲げ応力で検討を行う。
・ 改良区間長の計算で土質条件を粘性土にした場合、塑性領域と円弧滑りで検討を行う。
■テルツァギの緩み幅の検討■
改良範囲をテルツァギの緩み幅および緩み高さより求めます。
・ Terzaghiの緩み幅および緩み高さより改良範囲を検討を行う。
・ 「上部荷重を考慮する」場合は、「換算土被りで計算する」か「Terzaghiの緩み土圧内の上載荷重で計算する」から選択す
ることが可能。
・ 指定する土被りを「推進管からの土被り」と「掘削径からの土被り」から選択することが可能。
・ 管の種類および管径を指定することにより、あらかじめ登録された管の諸元を自動的に設定することが可能。また、任意
の値に修正することも可能。
・ 推進方式や掘削および排土方式、管の呼び径、坑口条件等に応じた推進機(先導体)掘削径および坑口設備(鏡切り径)
掘削径の自動設定が可能。
・ 管外径に土の緩み幅を考慮した掘削径は、管の呼び径に『下水道推進工法の指針と解説 2010年版』または『下水道推
進工法の指針と解説 2003年版』により求まる土の緩 み幅ΔBを元に自動設定が可能。
結果出力
・ 計算結果は、報告書型式で出力でき、Microsoft Office Wordへ出力することも可能。
・ ページ番号や枠線を挿入することが可能。
・ 報告書形式の計算書作成の他に、計算結果一覧表示を行うことができ計算結果を即座に確認することが可能。また、計
算結果の一覧表示において、計算ケースタブに総合判定を表示しているため、照査結果が一目で確認することも可能。 特徴
・ 入力された土質データにより複数の条件を設定(入力)計算が可能です。また、土質データは単独でデータ保存ができま
すので、他の「Civil
Plaza」シリーズのアプリケーションで共有し使用することができます。
・ 土質データは加重平均により計算されますが、その加重平均値を計算前に確認することが出来るほか、その値を変更し
計算することも可能です。(一部、加重平均しない方法で検討可能な計算もあります。)また、加重平均値を変更しても変
更したデータで入力データの保存ができます。
・ 求められた計算結果は全て画面上で確認でき、決定改良厚として任意の数値を入力することができますので、mm単位で
求められている結果をラウンドして結果を出力することができます。
プログラムの特徴・基本機能
■コンビニエンス機能について■
検討する際に複数のケース(マルチドキュメント)を同時に扱うことが簡単な操作で行えます。
・ ドラック&ドロップの機能により、計算の共通する入力データがコピーされます。
・ インテリマウスのホイールボタンを押すと、指定したデータと同じ新規計算が自動的に入力された状態で作成します。一部
の条件を変更して比較する場合などに大変便利です。
■ページ設定■
・ 枠線「枠線の表示・非表示」「線種・太さ」「余白」の設定可能。
・ ページ番号「スタイル」「ページ番号の表示・非表示」「開始番号の数値入力」「文字書式・サイズの選択」「表示位置」の設
定可能。
・ 会社名「表示・非表示」「会社名入力」「フォント選択」「表示位置」の設定可能。
・ 書式「文章の行間」「タイトル文字表示・非表示」「設定項目の文字書式・サイズの選択」の設定可能。
・ 絵図「印字される図の文字書式・サイズ」の設定可能。
・ ページ設定では、ワープロソフト等と同様の充実した設定が行え、TrueTypeフォントも使用でき、計算書類を理想のまま印
刷できます。また、同時に複数の計算結果を印刷プレビューで表示することも可能です。
CivilPlazaシリーズと同じ基本機能・・・・
・ Word出力など、他のCivilPlazaシリーズと同じ基本機能を有しておりますので、土質データも共有可能で操作も同じですの
で戸惑うことがなく使用できます。
お問い合わせ
上記についてご不明な点が御座いましたら、お近くの弊社営業所までお問い合わせください。
尚、上記記載内容につきましては改良のため予告なしに変更する場合があります。
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