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製品情報 > 『小型立坑の計算』リリースのお知らせ

平成16年3月吉日

お客様 各位

株式会社シビルソフト開発

拝啓

貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素は、格別のお引き立てを賜り厚くお礼申し上げます。

「下水道推進工法の指針と解説 2003年版」が2003年12月に出版され、それに対応した「推進工法ver3.0」「泥水処理計画ver3.0」「仮設土留工の計算ver3.0」を1月末に出荷しておりますが、このたび、この指針と解説の計算例にも掲載されておりました、小型立坑における円形鋼製ケーシングの検討を行う『小型立坑の計算』を新規リリース致します。

鋼製ケーシング本体の計算および浮力の検討が可能で、他の「Civil Plazaシリーズ」の技術計算ソフト同様に、Wordで作成したものと同様なネイティブなWordデータとして高速出力ができ、ページ設定通りの出力がされますので、電子納品の際にも威力が発揮され、操作も「Civil Plazaシリーズ」のアプリケーションですので戸惑うことなくご使用頂けます。

今回、下記のとおり新規リリースキャンペーンを行い、皆様にご購入頂きやすい価格となっておりますので、是非早めにお申し込み頂きますようお願いいたします。

今後とも、Civil Plazaアプリケーションソフトウェア及び弊社へのご愛顧を宜しくお願い致します。

敬具

1. リリース予定日
2004年3月23日よりリリース開始
2. 価格
\150,000
先のご案内では、予価200,000円としておりましたが価格の見直しを致しました。
3. 期間限定優待価格
2004年8月の最終出荷に間に合う注文まで \120,000
4. プロテクトタイプ
プロテクトタイプは、『プリンタポートタイプ』および『USBタイプ』より選択可能です。
5. ソフトの内容
下記参照。(PDFカタログ)
注文書はこちらから
詳細は、お近くの弊社営業所までお問い合わせください。

機能内容は2004年3月5日現在の物です。改良のために予告無しに仕様変更する場合があります。

ケーシング本体の計算

基本条件

ケーシング立坑の形状
計算する「立坑の深さ」の入力、「ケーシングの呼び径」をケーシングの諸元設定にて設定しているデータから設定可能。
ケーシング条件
ケーシングの「厚さ」「材質」をケーシングの諸元設定にて設定しているデータから設定可能。
底盤の形状
「底盤コンクリートの厚さ」「底面からのケーシング根入れ長」の入力が可能。

ケーシング本体の検討

座屈の検討
側方土圧による座屈の検討の有無の選択可能。この場合「安全率による照査」も可能。また、円形を保持する場合の近似式により限界座屈荷重を算出することも可能。
応力度の検討
側方土圧による応力度の検討の有無の選択可能。検討する場合に半径方向最大元歪率を入力することにより「施工時の半径方向最大元歪」を考慮して計算することも可能。
荷重条件
  • 上載荷重の入力が可能。
  • 土圧式は、「静止土圧」「Terzaghiの放物線分布式」「P・M・ティンバレウイッチ教授の理論(岩盤の場合)」から選択可能。
  • 「静止土圧」の場合には、「土木学会の静止土圧係数」での計算および「静止土圧係数を入力」しての計算ができるほか、土質データを多層で計算する場合に土質データで入力された静止土圧係数を使用して計算することも可能。
  • 「静止土圧係数を入力」して計算する場合および「P・M・ティンバレウイッチ教授の理論(岩盤の場合)」には、入力する深度で土圧強度を一定にして計算することも可能。
地盤条件
  • 「地盤高」「土の単位体積重量」「土の水中単位体積重量」「土質区分」「土の内部摩擦角」「平均N値」の入力が可能。 ※選択した土圧式により入力項目が変わります。
  • 「地下水位を考慮して計算」の有無の選択可能。考慮する場合に「地表面からの地下水位」「水の単位体積重量」の入力が可能。
  • 土質条件により多層での土質データの入力および検討が可能。

浮力の検討

基本条件

立坑の浮力の検討
照査式「Fs=(周面摩擦+自重)/浮力」「Fs=周面摩擦/(自重+浮力)」により選択可能。また、「安全率」の入力や「底盤コンクリートと土の付着力F」を考慮するかの設定も可能。
底盤コンクリートの検討
「浮力によるケーシング刃先の支圧強度の検討」および「浮力によるせん断強度の検討」の有無の指定が可能で、「底盤コンクリートと土の付着力F」を考慮して計算する事も可能。
地盤条件
「地盤高」「地表面からの地下水位」「水の単位体積重量」の入力が可能。また、土質条件により多層での土質データの入力が可能で、「土質区分」「土の粘着力」「平均N値」の入力が可能です。
自重
「ケーシングの自重を諸元データの[m当り重量]により算出する」「底盤コンクリートの自重を諸元データの[底盤コンクリート量]により算出する」の選択により計算に考慮可能。
周面摩擦応力度
「ケーシング周面に働く周面摩擦力度の計算方法」および「底盤コンクリートに働く周面摩擦力度の計算方法」を「中堀り杭工法(道路橋示方書下部構造編)」「打込み杭工法(道路橋示方書 下部構造編)」「現場打ち杭工法(道路橋示方書 下部構造編)」「中堀り杭工法(道路土工仮設構造物工指針)」「打込み杭工法(道路土工 仮設構造物工指針)」「地中連続壁(道路土工 仮設構造物工指針)」「日本下水道管渠推進技術協会」より選択可能。また、「底盤コンクリートに働く周面摩擦力度」をケーシング周面と同一な計算式にて求める事も可能。