下水道シールド管きょの構造計算−軸方向断面の検討

　下水道シールド管きょの軸方向断面の検討を「レベル１地震動」「レベル２地震動」「レベル１地震動＋レベル２地震動」の条件で行うことが可能です。また、「二次覆工一体型」の照査も可能です。
　

設計条件

　
・ 照査項目は、「許容断面力による照査（レベル２地震動では参考値）」「等価リングとしての応力度照査」「引張力に対する応力照査（継手ボルト、継手板、コンクリートセグメント）」が可能。
・「二次覆工一体型」の場合、発生断面力の算出に防食層の剛性を「考慮する」「考慮しない」の選択が可能。また、コンクリート系セグメントの断面照査に用いる剛性に防食層を「考慮する」「考慮しない」の選択が可能。　
・「引張力に対する応力照査（コンクリートセグメント）」は「許容応力度法」「限界状態設計法（終局限界耐力照査）」から選択可能。また、鉄筋のヤング係数が基準値と違う場合、「許容応力度設計法」のヤング係数比、「限界状態設計法」のせん断耐力に用いる鉄筋量をヤング係数により補正して照査を行うことが可能。「限界状態設計法」では、さらに、材料係数、部材係数、構造物係数、構造物解析係数を設定することが可能。
　

セグメント条件

　
・セグメントの形状寸法は「鉛直断面の検討」と同様に、任意の寸法による設定に加え、予め登録されたセグメント標準番号（標準番号、形状寸法、配筋およびボルト等）で設定することも可能。また、二次覆工一体セグメントとして設計する場合、仕上がり内径は自動的の防食層用コンクリート厚50mmで設定。任意の値に変更することも可能。

　

地震動条件

　
・設計地震動の対象基準を「日本下水道協会 2014年版」「日本水道協会2009年版」から選択することが可能。
・「鉛直断面の検討」同様に、表層地盤の固有周期Tsを算出する時の地震時に生じるせん断ひずみの大きさを考慮した係数αDを地震動毎（レベル１・レベル２）に直接入力することが可能。
・「日本水道協会2009年版」により地盤の変位振幅を算出する場合、地盤の不均一性（不整形性）に応じて地盤の変位振幅の増幅を考慮することが可能。

　

結果出力

　　
・ 計算結果は、報告書型式で出力でき、Microsoft Office Wordへ出力することも可能。
・ ページ番号や枠線を挿入することが可能。
・ 報告書形式の計算書作成の他に、計算結果一覧表示を行うことができ計算結果を即座に確認することが可能

　

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