下水道展'05東京 来場御礼
今年も多数のご来場を頂きまして、誠にありがとうございました。
リリース中の最新のシステムに加えて、以下のような新しいコンセプトを紹介しましたが、大きな反響を頂きました。
来年は大阪での開催となる予定ですので、また皆様にご来場頂けるように、リリース中の最新のシステムの充実と共に、新しいシステムの提供や一歩進んだシステムの開発をしてまいります。
★解析支援サービス★
弊社では、設計支援ソフトの開発・販売を行うとともに、これまでの開発と解析の技術を生かして、お客様に質の高い地盤・構造の解析支援サービスを提供致します。
・地盤変形予測・・・・本解析は護岸近傍の地盤の埋め立てによって生じる地盤変形を予測し、
護岸などの周辺構造物に与える影響を検討します。
・大型橋梁基礎の沈下問題・・・・本解析は大型基礎の地震時不等沈下問題を検討するもので、龍岡先生
らが提案した累積損傷度理論を用いて検討を行っています。
・近接施工問題・・・・本解析は橋梁基礎の近傍の推進管の工事によって生じる橋梁基礎の変形量を
定量的に把握することを目的とし、2次元弾塑性FEMを用いて検討を行っています。
・地盤液状化問題・・・・本解析は砂質土の液状化が堤防および周辺構造物に対する影響を検討するもで、
解析は砂弾塑性モデルを用いたLIQCAプログラムで行っています。
★Autodesk Civil 3D Forum 上下水道設計カテゴリーに参画! いち早くSXFレベル4に踏み出す★
このフォーラムの参加企業は、オートデスクの3次元CAD「Autodesk Civil
3D」を共通プラットフォームに、アドオンソフトウェアを開発し、将来のSXFレベル4への対応を見据えています。開発は地質、道路計画、鉄道計画、測量、上下水道設計など土木ライフラインとして重要な8つのカテゴリーで進められます。このカテゴリー内の上下水道設計カテゴリーに、これまでの弊社の開発技術が認められ、唯一、参画することになりました。弊社では、これまでの技術を生かし、3次元CADを単なる図面を作成する道具ではなく、設計、施工、維持管理、そして再構築も見据えた、技術者をトータルに支援をするソフトウェアの開発を進めて行きます。
★既設管の残存耐力を期待した更生管の設計プログラム
PIP−D (Pipe In Pipe Design)★
(社)日本下水道協会「管更生の手引き(案)
平成13年6月」が発刊され、反転工法および形成工法による既設管の強度を期待しない自立管の設計手法が示された。しかし、実際には既設管が損傷している場合であっても既設管が外力の一部を負担し、また、内部に形成した更生管の変形を制御するものと考えられる。
本プログラムは、このような既設管の残存耐力を考慮し、従来の自立管の設計手法よりも経済的な設計を行う事が出来るアプリケーションです。また、本プログラムは、ライフライン分野の権威であり、地中管路の設計に顕著な業績を挙げている神戸大学・高田至郎教授との共同開発により作成されたアプリケーションです。
★上水道@ライフライン維持管理シミュレータ★
管路データと需要量データを入力してメッシュ流量法により管網計算を行い、計算結果を表の形式で出力するほか、水圧分布、流量分布などを管網図上にビジュアル表示する事が出来るアプリケーションです。
また、複数の需要量データ(たとえば日最大流量、日平均流量、日最小流量)に対して連続的に管網計算を繰り返し行い、流量の小さい管路や流方向の変化する管路を摘出し、停滞水の発生している可能性が高い管路を管網図上に表示します