管の構造計算-360°巻立て管(オプション)

  360°巻立て管では、空伏せ等に使用するコンクリート管が、盛土または埋戻し土および活荷重による鉛直土圧(常時設計荷重)によって管に生じる最大曲げモーメントに対して、安全性を満足する管種および基礎条件が選定できなかった場合、360°コンクリート基礎(360°コンクリート巻立てヒューム管)による安全性の照査を行うことが可能です。

・ 土圧算定式として、「下水道協会式」、「マーストン溝型式」、「突出型式」または「溝型式」から選択が可能。
・ 管に作用する等分布荷重(外圧荷重)を直接設定することにより、360°コンクリート基礎(360°コンクリート巻立ヒューム
   管)による安全性の照査のみを行うことが可能。
・ 管に作用する等分布荷重(外圧荷重)を鉛直土圧、活荷重、埋設管にかかる等分布荷重などから計算で求めた場合は、
   180°コンクリート基礎による安全性の照査を行い、安全性が確保できない場合のみ360°コンクリート基礎(360°コン
   クリート巻立ヒューム管)による安全性の照査を行います。
・ ヒューム管の鉄筋量は「鉄筋比から求める」または「鉄筋断面積を直接指定する」から選択することが可能。「鉄筋比から
   求める」を指定した場合、管種毎の標準的な鉄筋比を自動的に設定することも可能。また、直接指定することも可能。。
・ 巻立て管中心までの半径Rの求め方は、「(管の内径+管厚+巻立て厚)/2」または「管の内径/2+管厚+巻立て厚/2」
   から選択することが可能。
・ 「使用限界状態」および「終局限界状態」に対する安全性の照査に用いる安全係数を任意に設定することが可能。

   
 

・ 計算結果を画面により確認可能。
・ 計算結果を、報告書形式で出力することが可能で、Microsoft Office Wordへの出力も他のCivil Plazaシリーズと同様にサ
   ポート。

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