製品情報 > 水道管路の耐震設計Ver2.0 〜 「水道施設耐震工法指針・解説 2009年版」への対応について

弊社アプリケーション「水道管路の耐震設計」をご利用いただきありがとうございます。

先日、「水道施設耐震工法指針・解説 2009年版 社団法人 日本水道協会」が発刊されました。

弊社では 上記指針に対応した機能を追加し、「水道管路の耐震設計Ver2.0」をリリースいたしました。

「水道管路の耐震設計Ver1.2」をご所有(保守サービスへの加入必須)のお客様におかれましては、

当指針への対応版は、無償にて提供させていただきます。

                                                (水道管路の耐震設計 の機能案内はこちら
 

商 品 名 水道管路の耐震設計Ver.0
リリース日 : 2009年11月30日 出荷開始

                         ※すでに ご所有で保守サービスにご加入のお客様は、無償にて最新版のご利用が可能です。

 <価格>  定価(税抜き) 350,000円
       ソフトウェア保守料金(税抜き) 20,000円 (年額)
       ※必ず保守サービスに加入継続して頂く必要がありますのでご注意願います。

「水道施設耐震工法指針・解説 2009年版 社団法人 日本水道協会」 による主な変更点 と追加機能

〜 ダクタイル鋳鉄管(継手構造管路)の耐震設計法 〜

・過去の地震被害から、地盤の不均一性(不整形性))が高い地盤や地盤条件の変化域に管路被害が集中することが明らかになっている。
 そこで、地盤条件に応じて、管軸上の地盤の水平変位振幅に不均一度係数を乗じることで、地盤歪みの増幅を考慮する。

■アプリケーションにおける追加機能■
 ・地盤の不均一度係数を考慮することができるようになりました。
 ・地域区分を「2009年版指針」と「1997年版指針」から選択できるようになりました。
 ・地盤変位の伝達速度を計算で求めるだけでなく、「1.0」として計算することができるようになりました。
 

〜 鋼管(一体構造管路)の耐震設計法 〜

・1997年版指針では、計算の簡易化を考慮し、レベル2地震動では直線管路全体が常に滑ると仮定して、管歪みを計算していた。
 しかしながら、もし全面的に滑りが発生しない場合にはより大きな管歪みが発生することになり、管歪みは厳密評価に対して過小に評価することになる。
 したがって、2009年版指針では、この滑りによる低減効果を合理的、定量的に評価するために、レベル2地震動の検討において滑り低減係数を導入した。
・過去の地震被害から、地盤の不均一性(不整形性))が高い地盤や地盤条件の変化域に管路被害が集中することが明らかになっている。
 そこで、地盤条件に応じて、管軸方向の基礎地盤歪みに不均一度係数を乗じることで、地盤歪みの増幅を考慮する。

■アプリケーションにおける追加機能■
 ・レベル2地震動の軸方向歪みの計算において、「管路全体が常に滑る(1997年版指針)」方法に加え、
  「滑り低減係数を考慮する(2009年版指針)」方法でも計算できるようになりました。
 ・地盤の不均一度係数を考慮することができるようになりました。
 ・地域区分を「2009年版指針」と「1997年版指針」から選択できるようになりました。
 ・地盤変位の伝達速度を計算で求めるだけでなく、「1.0」として計算することができるようになりました。
 

〜 硬質塩化ビニル管(RR管、RRロング管)の耐震設計法 〜

・レベル1地震動およびレベル2地震動のいずれの場合においても、管体応力は、管と地盤の滑りを考慮しないこととする。
・レベル1地震動およびレベル2地震動のいずれの場合においても、継手部の軸方向伸縮量は、管と地盤の滑りを考慮しないこととする。
・過去の地震被害から、地盤の不均一性(不整形性))が高い地盤や地盤条件の変化域に管路被害が集中することが明らかになっている。
 そこで、地盤条件に応じて、管軸上の地盤の水平変位振幅に不均一度係数を乗じることで、地盤歪みの増幅を考慮する。

■アプリケーションにおける追加機能■
 ・軸応力検討時の速度応答スペクトルを算出する方法として、滑りを考慮した速度応答スペクトルを用いるか否かを選択できる機能を追加しました。
 ・地盤の不均一度係数を考慮することができるようになりました。
 ・地域区分を「2009年版指針」と「1997年版指針」から選択できるようになりました。
 ・地盤変位の伝達速度を計算で求めるだけでなく、「1.0」として計算することができるようになりました。
 

〜 水道配水用ポリエチレン管(一体構造管路)の耐震設計法 〜

・過去の地震被害から、地盤の不均一性(不整形性))が高い地盤や地盤条件の変化域に管路被害が集中することが明らかになっている。
 そこで、地盤条件に応じて、管軸方向の基礎地盤歪みに不均一度係数を乗じることで、地盤歪みの増幅を考慮する。

■アプリケーションにおける追加機能■
 ・地盤の不均一度係数を考慮することができるようになりました。
 ・地域区分を「2009年版指針」と「1997年版指針」から選択できるようになりました。
 ・地盤変位の伝達速度を計算で求めるだけでなく、「1.0」として計算することができるようになりました。
 

〜 液状化の判定 〜

・1997年版指針では、1988年の建築基礎構造設計指針の考え方を基本とし、レベル2地震動に対応した判定手法を示していましたが、
 2009年版指針では「下水道施設の耐震対策指針と解説」等に於いても準用されている「道路橋示方書・同解説(X耐震設計編)」の
 液状化判定手法に準じた照査法が示されています。

   ⇒ こちらに対応した機能につきましては、現在対応作業中です。次回バージョンアップでのリリースを予定しております。

 

お問い合わせ

  >>>その他、水道管路の耐震設計の基本機能についてはこちらをご覧下さい。

  上記についてご不明な点が御座いましたら、お近くの弊社営業所までお問い合わせください。

   尚、上記記載内容につきましては改良のため予告なしに変更する場合があります。